個人旅行に使いやすいオンラインステージ比較

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旅行中はスケジュール管理以外に、電子航空券やホテルのバウチャー、オンライン予約の引換証などをちゃんと確認できるように持ち運ぶのですが、それらをどのように保管していますか。最近はホテルや飛行機の予約などは、スマートフォンのアプリで表示できるものが多くなり、紙で持ち運ぶことは少ないことでしょう。しかし、スマートフォンだけに頼ると、もし故障や盗難にあった場合に手も足も出なくなってしまいます。

私自身、実際にスマートフォンが旅先で故障し使えなくなったことがあります。場所はクロアチアのザグレブ市内、この現地で撮った写真のように、AndroidスマートフォンがGoogleロゴが表示されたまま固まってしまいました。この時はたまたま予備として古いスマートフォンも持っていたので、このように写真を撮ったり、必要なバウチャーをオンラインストレージの一つ、Dropboxからダウンロードしたりで事なきを得ました。ほんとオンラインストレージ「様様」でした。

旅先で起動しなくなったスマートフォン

オンラインストレージとは

オンラインストレージとは、クラウドストレージとも呼ばれ、インターネットを介して写真や動画、文書などのファイルを保存・共有できるように設計されたサービスです。自分を持っているファイルを保存する場所を借りて使うため、インターネットを介していつでもどこでも編集したり操作したりすることができます。基本的にはファイルをサービス提供会社のサーバに保存するサービスですが、デバイス内のファイルとの同期、撮影写真などを自動バックアップのほかメモ管理、文書作成としても使えるものがあります。

旅のお供としてもオンラインストレージを使うメリットは大きいです。旅行先で提示するホテルバウチャーなどのファイルをまとめて管理できます。それらはネットさえが繋がればどこでもスマートフォンなどからアクセスできます。もちろんあらかじめダウンロードしておくこともできます。さらに友人・家族などとの共有もできます。たとえば、自宅のパソコンで予約した現地ツアーのバウチャーの画面コピーを保存して、旅先でスマートフォンから見せるような使い方ができます。あとパスポートコピーの代わりにみせられるようにパスポート写真などをおいておくのも良いでしょう。

このようなオンラインストレージはビジネス向けも含めて多くのサービスがあるので、旅に使うという観点で比較していきます。

オンラインストレージを選ぶポイント

オンラインストレージを比べる場合はざっくりと、利用料金とデータ容量、使えるデバイスの種類、信頼性になるでしょう。

無料で提供されているサービスは容量制限がありますが、旅行関連だけに絞るのであれば、まず足らないことはないでしょう。でも旅先で写真や動画をアップロードもしたいとなれば、できれば5GBくらいは欲しいところです。さらに過去の写真もまとめて保管することを考えると、追加料金を払い大容量プランの契約をした方が安心でしょう。

次に自分が持っているパソコン、スマートフォン、タブレットなどで使いやすいかも大事なポイントです。スマートフォン向けのiOSアプリやAndroidアプリの他にも、WIndowsやMacなどのパソコン向けデスクトップアプリがあり、自動で同期できるサービスは便利です。

最後に信頼性ですが、なかなか簡単に比較できるものではないですが、ビジネス用も手がけている大手のサービスを選んでおく方が安心かもしれません。

自己責任で手間もかかりますが、USBメモリをオンラインストレージが使えるWiFiルータなどを使って、自分で作ってしまうこともできます。

オンラインストレージの比較

個人的に使えると思える無料プランがオンラインストレージを一覧にしてみました。

無料プランの容量代表的プラン料金有料プラン容量その他
GoogleDrive15GB250円/月100GBGmail、Googleフォト等と共用
200GB/2TBのプランあり
Dropbox2GB1500円/月2TB1アカウントあたり3台まで
OneDrive10GBMicrosoft 365
12984円/年
1TB料金はMicrosoft 365 Personal
Word/Excel/PowerPoint等Officeソフト込
MEGA20GB4.99€/月400GB3ヶ月利用がないとアカウント削除
TeraCLOUD10GB880円/月300GB同期はサードパーティ製アプリ利用
box5GB1200円/月100GB
主なオンラインストレージの比較(2022年5月)

GoogleDrive

Googleアカウントがあればすぐ使えます。AndroidスマートフォンだとGoogleアカウントを作っているので既に使える状態になっているはずです。iPhoneやパソコンにも専用アプリがありインストール&アカウント登録しておくと便利です。共有などのいろいろ設定する時は、パソコンでブラウザ経由で操作する方が良いかもしれません。

GoogleDriveのストレージ容量は、GmailやGoogleフォトなどの他のGoogleのサービスと共用である点は要注意です。代わりにGoogleDocsなどシームレスに連携していて、使いこなすととても便利です。一方でいろいろなサービスに紐づいているので、複数のアカウントを作ってしまうと切り替えが面倒になってしまいがちかもしれません。

無料で15GBまで利用でき、足りなければ個人向けの有料プランを追加できるので柔軟性は高いと思います。また、GoogleDriveでファイルの共有をした時、所有者(作成者)の容量は消費されますが、共有相手の容量は減りません。

Dropbox

クラウドストレージの老舗の代表格です。WebページからダウンロードできるDropboxのアプリを設定すると、パソコンの指定したフォルダ内のファイルを同期できます。Dropboxを使うパソコン、スマートフォンすべてでシームレスに利用できます。スパートフォンの場合は、アプリを起動した時点ではデータがダウンロードされていないので、オンラインで参照するか、通信環境がない場所で作業したい場合は「オフラインで参照可能にする」を使い予めファイルをダウンロードしておきます。

個人的には、同期に時間がかかったり途中で止まったりしない点で一番安定しているように思っています。留意点としては、共有フォルダを設定したときにあるユーザがファイルを削除や移動すると、すべてのユーザからもファイルが削除されることですが、一人で使っていると関係ないですね。

OneDrive

Microsoftアカウトがあればすぐ使えます。WindowsのユーザーでMicrosoftアカウントを作っていれば、無料プランで5GBを使える状態になっていることでしょう。OneDriveの特徴として、Microsoft Officeのサクスクリプション Micorosoft 365 を契約していると1TBまで利用可能です。また、Microsoftのサービスだけに、特にOfficeなどとの親和性がとても高いです。

Windows版だけでなく、Mac版アプリでもデスクトップ上のフォルダやファイルと同じように同期ファイルを扱えます。またローカルストレージの容量に亜させて、デバイス上に保持する/クラウドに保存がファイルごとに選択できます。Macだと圧縮したzipファイルはWindowsと互換にならない点が要注意。

MEGA

日本ではあまり知られてませんが、ニュージーランドの世界的にはユーザーが多いサービスの一つです。無料プランでも50GBが使え、各種OS用にも日本語化されたアプリも用意されています。ただ、3ヶ月間利用しないとアカウント抹消、データ削除される点は要注意が必要です。アカウント抹消にメールが届くようなので見落とさないようにしてください。

今現在、デスクトップアプリのインストール、モバイルアプリのインストール、友達紹介でそれぞれ、365日有効の5GBの追加容量がもらえるようです。(英語だとSMS認証があるが、日本語ページにはないのはなぜだろう?)

TeraCLOUD

国産のオンラインファイルストレージサービスで日本国内にデータサーバがあり、無料で10GBの容量を使うことができます。TeraCloud 専用アプリを用意していず、サードパーティのアプリかChromeやSafariなどのウェブブラウザ―を使ってWebDAVにアクセスします。Webページで対応アプリのリストとそれぞれの設定方法が紹介されているので設定自体は難しくはないでしょうが、専用アプリより手間がかかってしまいます。

TeraCLOUDは紹介ボーナスで容量が増やせるのが魅力ですが、無料アカウントの場合3ヶ月間利用しないとアカウント抹消、データ削除されるので要注意が必要です。

box

こちらもオンラインストレージの老舗で、もとは法人向け中心のサービスを展開していた会社で、セキュリティと信頼性の面では安心でしょう。外部サービスとの連携も多くり、さまざまなファイル形式に対応しています。

Webページは企業向け業務用観点の内容が中心ですが、個人でも使えるパソコン向けBox Drive、スマホ向けBox Mobileと呼ばれるアプリがあり、特に難しいところはなく使える思います。無料プランで10GBまで、有料プランでも100GBまでですが旅行関連用途では充分と思います。

iCloud Drive

主にiPhone/Pad/MacなどのApple社製品ユーザを対象に、OSレベルで統合されたオンラインストレージです。MacOSのデスクトップや書類フォルダ、iPhoneで撮った写真をほとんど意識せずにバックアップしたり家族間で共有ができます。一方で、いろいろ便利に使ってしまうと無料分の5GBではあっという間に足らなくなり、追加容量の購入が必要になるでしょう。

WIndowsパソコンでもアプリをインストールすれば、オンラインストレージとして使えるので、モバイルデバイスがiPhone/iPadだけであれば有力な候補になります。ただし、Androidスマホ用のiCloudアプリはなく、ブラウザからだと使い勝手がいまいちです。

まとめ

旅先にファイルを持ち出す目的で使うだけであれば、個人的には Dropbox をおすすめします。理由は多数のOS/デバイスに対応していることと、一番行いたいデバイス間共有・バックアップ以外の機能連携を考えないで良いことです。デメリットは、無料プランの容量の少なさとデバイス数の制限がネックで、容量を増やすには月1500円もかかってしまうところ。

容量の点ではMEGAを推したいところですが、日本ではユーザが少ないので困った時にすぐ周りで聞ける人がいないところがデメリットになります。ユーザが多いを重視すれば、GoogleDriveかOneDriveでしょう。AndriodスマホやChromeBookなどでGoogleのサービスをよく使うなら GoogleDrive、Microsoft の Office や Teams との連携を大事にするなら OneDrive でしょうか。無料の範囲でいろいろ試して、使いやすいものを選ぶでも良いかもしれません。

最後に旅の準備として大事なのは、必要なバウチャーや時刻表などをオンラインストレージに入れておくのは当然として、旅先で何かあった場合でも接続できるようにアカウント情報をわかるようにしておくこと。IDとパスワードを記憶しておくのが一番ですが、1-Password や LastPass のようなパスワード管理サービスを利用するのも手でしょう。航空会社やホテル予約のアプリのアカウント管理もできますが、パスワード管理アプリ自体の認証方法の確認はお忘れなく。故障したスマホではSMS(テキストメッセージ)などは受けて取れませんから。

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